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人間には、神経伝達物質というホルモンだ脳に放出されます。
その神経伝達物質には何種類かあり、「アセチルコリン」「セロトニン」「ノルアドレナリン」などがあります。
脳は、その神経伝達物質を受けとることにより、興奮が伝わり、悲しいとかうれしいとかといった感情を抱くことになります。
例えば、「セロトニン」が脳神経細胞から分泌されると、リラックスした気分になります。
また、「ノルアドレナリン」が分泌されると、目が覚め集中力が高まって元気がでます。
ニコチンは、こういった脳内伝達物質と同じ働きをします。
ニコチンを、吸収した当初は、自分の脳細胞が放出している神経伝達物質に加えてニコチンが働くため、
今まで以上に元気になったり、仕事の能率が上がったりしします。
ところが、ニコチンを長期、だいたい5年から10年程度に渡って定期的に取り込むことを繰り返していると、
ニコチンがその働き、神経伝達物質を代行することが常態化します。
人間の体は、ニコチンが絶えず入ってくるようになれば、こうした神経伝達物質を
作る出すことはせず、ニコチンで代用するようになっていきます。
神経間伝達物質を自力で分泌うる能力が低下し、喫煙してニコチンを吸収することで
ようやく以前と同レベルの活動を維持するということを繰り返すようになります。
そして、ニコチンを外部から補給して血液中に一定量のニコチン濃度を保っていないと
脳細胞の活動レベルが低下します。
不安やいらつき、眠気などは、すべて神経間伝達物質の欠乏症状です。
ニコチンは、吸収が早い分、体内から消失するのも早く、喫煙終了後、約30分で
ニコチンの血中濃度は、半減します。
こうなると、常習喫煙者では「次の1本」の願望が生じることになります。
これが、ニコチン中毒、又は、ニコチン依存症と呼ばれる状態です。
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